国と世界について
靖国問題や従軍慰安婦問題を持ち出しては、日本人の心を無遠慮に傷つける隣国の言動が、靖国神社の新しい参拝者をこの年頭に、例年になく増やしたことだろう。 昨年末の安部首相の参拝に対して、マスメディアの批判の声は激しかった。彼らは、アメリカでさえ…
比例当選のアントニオ猪木氏、北朝鮮訪問へ 参院比例選で当選した日本維新の会のアントニオ猪木氏の事務所は25日、猪木氏の北朝鮮訪問を明らかにした…… この報道に、またかよ! と、突っ込みをいれたくなった人は、かなりの数にのぼることだろう。 猪木氏…
数多くある日本のニュース・メディアの中で、JB press は、数少ない信頼できるメディアの一つである。ぜひ、多くの人々に読んでもらいたい。 今回はとくに、現在、日本がこの東アジアで直面している危機的な状況を、如実に示す五つの記事に注目していただき…
日本、アメリカ、中国の、二等辺三角形論なる主張をされた方がいた。 これは、経済的観点からしか、世界を見ていないからである。 大国とは言え、アメリカと中国とは当然ながら、まったく違う国である。 世界のそれぞれの国には、それぞれの建国の理念という…
福島原発の事故の問題の解決を困難にしているのは── 東電の側にも、地震津波という天災の被害者としての意識があったということではないだろうか? なぜ自分たちだけが悪者扱いされなければならないのかという思いがあって、それが心を頑なにさせ、いっそう…
日本の議会民主主義は、いよいよ、どうにもならない状況にまで堕ちてしまった。 だれの目にも、従来の政党政治が終焉を迎えたのは、明らかだ。しかし、このような状況は、今に始まったことではない。古代ギリシャの時代には、人類は、すでに体験している。プ…
現在、世界は二つの大国によって牛耳られている。 相撲でいえば、東西に二人の横綱がいる。 一人は、ピークを越えた、かつての独り横綱。衰えたとは言っても、まだ睨みはきかせている。もう一人は、若くて、勝つためなら手段を選ばない喧嘩相撲で、急速に力…
まもなく、アメリカでは、アマゾンの電子書籍端末 キンドルで、図書館から電子書籍を借りることができるようになるというニュースを耳にした。日本では、図書館が対応しない限り、始まらないだろうから、まだまだ先のことかもしれない。 iPad や Kindle のよ…
本日、東京の空は霞がかかったように薄暗く、重苦しい色に沈んでいた。黄砂が訪れていたのだ。 近年、日本に飛来する黄砂は、その量、回数ともに増加傾向にあるようだ。黄砂の旅の出発地点である黄土に覆われた中国 黄河中流域は、7000年前は森林に覆われて…
映画 “ラスト サムライ” は、なにを言いたかったのだろう? あの映画を見て、武士道について関心を持った外国人に、武士道とはなにかと質問されたなら、どう答えればいいのだろう? そんな時は、当然この言葉を教えるべきだろう。『武士道とは死ぬことと見つ…
このところ、ひかりTVのビデオ サービスで、韓国の時代ドラマ 善徳女王 (ソンドク女王)を夢中になって観ている。善徳女王とは、7世紀に実在した新羅の27代目の王で、朝鮮の歴史上初の女王である。当時の新羅には “ 骨品制 ” という、厳格な身分制度があり…
人は、常に、私的な位置と公的な位置を、同時に持っている。 昼食に好きなものを選べる私的な立場と、決まった時間に出社しなければならないという公的な立場のように、二重構造の位置を持って生活している。この二つの位置の違いと使い分けを理解するのが大…