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人が、かつていたところ ──エデンへ ……

尖閣をめぐる攻防戦、アベノミクス に酔っている時ではない!

 

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数多くある日本のニュース・メディアの中で、JB press は、数少ない信頼できるメディアの一つである。ぜひ、多くの人々に読んでもらいたい。

 

今回はとくに、現在、日本がこの東アジアで直面している危機的な状況を、如実に示す五つの記事に注目していただきたい。

きっと、背筋が凍るような思いに襲われることだろう。

 

 

まずは、玉置直司 氏の二つの記事を紹介しよう。

 

アベノミクスに怯える韓国経済  低成長下の円安・ウォン高、北朝鮮危機より深刻? 2013.04.30(火)

 

あり得ないことが起きる?   日韓の経済成長率逆転かIMF危機以来15年ぶり、韓国経済界に激震 2013.05.21(火)

 

IMF が「2017年に韓国の1人当たりGDPが日本を上回る」という予想を 2012年 に出し、つい最近まで、韓国では「1人当たりGDPでいつ日本を抜くか」が話題になっていたという。

いかに、アベノミクスがもたらした両国の逆転劇が、韓国にとって脅威となり、彼らの誇りを傷つけ落胆させたかが分かる。

 

 

話はすこし逸れるのだが、韓流の時代劇を見ると──朝鮮半島が、高句麗新羅百済三国時代だったころ──彼らは隣国を滅ぼすために、平気で中国の力を利用した歴史的な経緯があったことを知ることができる。渤海を建国した英雄を描いたドラマ、テ・ジョヨン(大祚榮)をご存知だろうか? 新羅が、自らの力だけでは及ばない強国の高句麗を中国(唐)と手を組み、挟み撃ちで、滅ぼすところから始まる物語である。

 

日本、韓国、中国の関係が、今まさに、このような構図になっているのではないかと、戦慄を覚えるのは、このわたしだけだろうか?

韓国の尹炳世外相が中国寄りの人物であることは、周知の事実である。

 

韓国が中国に急接近している理由を述べた記事が次である。

 

日本憎しで中国に走る韓国  日米韓分断を狙う中国の思う壺に 2013.05.28(火)- 山下輝男 氏

 

韓国外相が日本訪問を中止しながらも訪中し、また朴大統領もこの5月に訪米しているが、その裏で、中・韓が、日本抜きで米国と話し合い、日本を蚊帳の外に置こうとしているのではと、分析している。

そして、『終わりに』で、山下輝男 氏はこう語っている。

 

「いずれにしても、韓国を中国寄りにさせないための、日米の戦略的な施策が必要だ。中国の分断策に乗ぜられやすい韓国に、その非を悟らせねばならない。

おこがましい言い方だが、最近の韓国の動きを見ていると、乗ぜられつつあるのではないかと危惧される。杞憂であることを祈ってやまない。

日米分断策として、靖国神社参拝問題を利用しているとの観測もある。繰り返すが、日・米・韓の強固な連携があってこそ、北朝鮮問題も解決できるだろうし、アジア太平洋地域の平和と安全も確保できる」

 

 

泣きつけば米国は動く、中韓の姑息な手法に要注意 2013.05.29(水)- 森清勇 

 

さて、この記事は、今朝、読んだばかりである。

日本を取り囲む状況を憤る論調が強すぎるきらいもあるが、わたしの目を釘付けにした文章がある。

 

「近年の米国では中国系や韓国系米国人が増大し市民の半数以上を占めるところもある。また潤沢な資金とロビー活動で彼らが存在感を増していることもあって、米国を巻き込み動かそうという意思が見受けられる。

今回訪米した朴槿恵韓国大統領のバラク・オバマ大統領との会談や米国議会での演説からもそのことが読み取れる。

米国は20世紀の歴史を動かしてきたし、いまだに強大な力を持っている。日本にとっては唯一の同盟国でもある。その米国が、日本と中韓歴史認識などに口を出してきた。

しかも、安倍晋三首相の発言や日本(外務省)の説明を十分理解しないで、中国系および韓国系米国人による意識的・扇情的なセンチメンタリティーが作りだす国民世論に基づくものも多い」

 

 

もしも、韓国と中国が、アメリカに働きかけて、実行しようとしている日本を叩くたの作戦があるとしたら、それは 一つしかないように思える 。

最も簡単で、日本の行く道を完全に塞ぐ、有効な方法はどう考えても一つしかないのだ。

その時、アメリカが日本のために動かなければ、それは容易く達成できる。

 

中国に脅かされる日本のシーレーン  もしも尖閣諸島を失えば日本の貿易は壊滅状態に 2010.09.22(水)- 泉 徹 氏

 

これは、2010年9月に起きた尖閣諸島での中国トロール船による海上保安庁の巡視船への衝突事件が契機になって書かれた記事だ。 泉 徹 氏は、元自衛艦隊司令官という輝かしい経歴を持つ防衛問題のエキスパートである。 日本が、海運、シーレーン という、国家の存続に不可欠なエネルギーやあらゆる物資の運搬に関わる重大事項を、今日まで、いかに軽視してきたかを事細かに指摘し、警鐘を鳴らしている。

 

つまり中国は、なにも、日本史の教科書に出てくる、あの元寇のように大船団で日本に押し寄せてこなくてもいいのだ。

尖閣一つ奪うだけで、日本を押さえ、やがては操ることができるようになることを、我々は認識するべきであろう。

 

尖閣諸島は中国にとって核心的利益である」と彼らが繰り返す時──15 億の人民を食べさせていくためには──日本を属国にする以外にないと言っているように、聞こえてはこないだろうか?

 

ああ、すべて、取り越し苦労であればいいのだが……

あるいは、神秘の力が働いて、彼らの作戦を発動させないでいてほしい。